JIGH

一般社団法人ジェイ・アイ・ジー・エイチ(JIGH)は、医療領域に関する課題解決に取り組む非営利型の医療シンクタンクです。日本の保健医療分野における国際貢献と競争力向上の推進を目的として、2012年12月に組織改編され、「医療×グローバル」をテーマに幅広い活動を行っています。

JIGHでは、(1)社会事業と(2)医療事業の大きく2つの事業を実施しています。それぞれの事業内容は以下の通りです。

(1)社会事業では、

  • ポリオ根絶などグローバルヘルスに関するリサーチ&アドボカシー、ポリオ議連事務局運営
  • 国・地方行政に対する保健医療分野に関するリサーチ&政策提言

(2)医療事業では、

  • メディフォン事業:多言語医療通訳サービスmediPhoneの提供を通じた外国人患者・医療機関・医療通訳者の課題解決支援
  • 医療海外展開支援:医療機器・技術・サービス等アウトバウンド体制構築支援
  • 医療ツーリズム支援:インバウンド医療ツーリズムの体制構築支援
  • 調査事業:保健医療分野における調査の実施

関連する内容は、こちらをご参照ください
http://jigh.org

http://1action-polio.jp/

http://www.polio-dtf.org/

https://mediphone.jp/

なぜやるの?

JIGHは、地球規模の保健医療課題解決に取り組むことをミッションとしています。
具体的には、世界の保健医療に関わる国際協力事業の推進及び技術イノベーションの世界の保健医療分野への活用を促進させ、NGO/NPO及び国際機関・財団などの社会貢献活動に関わるプロジェクトの戦略立案と実行支援に取り組んでいます。

実際に何をするの?

JIGHでは、以下のような取り組みを実施しています。

(1)社会事業

ポリオ根絶などグローバルヘルスに関するリサーチ&アドボカシー、ポリオ議連事務局運営
  • ポリオ議連の戦略策定、議連開催支援、その他決議案などの作成
  • ポリオアドボカシー関連のイベント企画、実施

「世界の子どもたちのためにポリオ根絶を目指す議員連盟」の立ち上げや、事務局運営をしています。また、WHO、UNICEFなど国際機関やゲイツ財団、国際ロータリーなど民間機関と連携して、ポリオ根絶アドボカシーや日本政府に対する戦略提起をしています。その結果、2011、2015年にはパキスタン政府との間で革新的仕組みを用いた円借款事業などを実現しました。

国・地方行政に対する保健医療分野に関するリサーチ&政策提言
  • JIGH勉強会の企画、運営
  • JIGHニュースレター、ポリオポータルサイトニュースレターの作成(和)、国内外の保健医療、医療機器、政策、ODA関連情報のニュース作成(和英)(ホームページ、SNS等で配信)

2016年は、G7伊勢志摩サミットに向けた提言「人間の安全保障を守る」をランセット誌に発表しました。2017年には、日本の開発援助に関するリアルタイム・トラッキング・ウェブサイトや、日本の医療政策・技術・サービス・イノベーションを英語で発信するウェブサイトの立ち上げを予定してます。

(2)医療事業

医療通訳サービス「メディフォン」オペレーション業務
  • 資料作成など

2014年から、多言語医療通訳サービスmediPhone(メディフォン)を運営しています。現在、全国約90の医療機関で、訪日・在日外国人に対して10言語での医療通訳を提供しています。そのほか、医療機関における外国人患者受入れ環境整備事業なども実施しています。

医療アウトバウンド・インバウンド促進支援、調査事業
  • 国際保健、開発協力・ODA、国内外の医療機器に関連する調査事業をサポート(調査、レポートまとめ/フォーマッティング)

シンガポール、香港、タイ、カンボジアなど東南アジア地域において、3Dプリンターを用いた整形外科医療機器の普及事業を実施したり、失明率が世界で最も高いミャンマーでは、白内障診療を普及するため、眼科クリニックの設営に取組んでいます。また、サイボーグ型ロボットHALのインバウンド医療ツーリズム体制構築支援なども実施しています。

実際に参加した医学生の声

  • 私は、同時期にいた他の学生インターンとともにグローバルフェスタのブースの企画を行ったり、mediPhoneの日常業務を手伝ったりしました。またグローバルヘルス、行政関係、医学医療関係の各種のイベントにもスタッフとして参加させていただきました。またオフィスには頻繁に来客があり、そういった方と交流することができたのも楽しかったです。
  • 僕は自分が得たい目標や習得したいスキルなどをJIGHスタッフと一緒にリストアップし、インターシップ中に達成したいマイルストーンを決めました。実際にさせて頂いた仕事としては、ニュース作成(日、英、プレスリリース等)、国際保健や国内の医療関連リサーチ、政府関連省庁宛ての要望書の英訳、メディフォンシステム管理、医療通訳研修のプログラムを企画、Team Medicsのサマーカンファランスの企画、メディアプラットフォームの企画等があります。その他では、1月に開催された国際医療支援に関するイベントでは、会場の準備以外に患者役としてステージの上に立たせて頂き、また、日本医師会・都医師会が開催されたイベント、GGJ+フォーラムなどのポリオ関連イベント、およびポリオ議連総会にまで参加させて頂きました。
時期によって体験できる業務内容は異なりますが、個人のモチベーションや興味に応じて様々なプロジェクトに参加することができます。医学生としてやってみたい社会貢献のアイデアを持ち込めば、できる限り実現に向けてサポートしてもらえます。

医学生は何を得るの?

JIGHでは、これまでにJIGHでインターンシップに参加した20名以上のJIGHインターン・アルムナイの声を反映し、インターンシップ・プログラムを実施しています。
このインターンシップ・プログラムは、主に以下5つのステップから構成されています。
①コンサルテーション・目標設定
②タスク内容の合意
③インターンシップ実施
④フォローアップ
⑤ラップアップ・プレゼンテーションとフィードバック

実際に参加した医学生の声

  • パソコンスキルはもちろん、リサーチ力、コミュニケーション力、マルチタスキング力などのソフトスキルが、次々と生じる様々な業務を素早くこなしていくことで少しずつ身についていきます。
  • アイデアと行動力次第で、大きな達成感を得る経験も可能です。
  • オフィスに伺うたびに、世の中の多数の可能性を拝見させて頂き、自分の中で自ら形成していた「学生」という限界が打破され、より大きな目標を目指す勇気も得る経験となりました。

今後のセミナー予定

JIGHは、「医療」×「グローバル」をテーマに勉強会を定期的に開催しています。

2016年12月19日
第10回JIGH勉強会「医療の見える化は誰のため?」 ―学生でもわかる、データヘルスの未来と備えるべきこと― 開催報告

JIGHホームページ

FBページはこちらから

インターンはこちらからご応募ください

インターンシップに関する情報/募集要項:http://jigh.org/job
インターンを希望する理由及びアピールポイントを明記の上、履歴書(和・英問わず)をinfo@jigh.org まで送付願います。