大阪どまんなか

大阪大学「地域に生き世界に伸びる総合診療医養成事業(文部科学省 未来医療研究人材養成拠点形成事業:H25)」の一環として発足した医学部生主体の総合診療勉強会です。

2014年9月に第1回を開催して以降、1年に約3回のペースで開催しており、2016年1月14日に第9回を迎えます。運営は、現在、3代目として代表:清田敦子(大阪大学)、副代表:山本晴香(滋賀医科大学)を中心に行っており、スタッフは毎回参加者の皆様から希望者を募っております。こうして固定のメンバーではなく、スタッフも変化することで風通しを良くし、初めて勉強会に参加する方にも楽しめるようにしております。参加者対象は医学生・医師としており、平均して毎回約100人が、北は北海道から南は沖縄まで全国の大学・施設から参加して下さっています。そしてただ一方的に話を聞くのではなく、お互いに教えあい、学びあい、各自それぞれ考える会となっております。

なぜやるの?

医学部6年間のスケジュールとしては、1~4年は一般教養や医学を座学で学び、5,6年で臨床実習という体制を取っている大学が多いですが、臨床実習においても見学がメインになったり、実習で担当となった患者さんもすでに病名が分かっていたり、治療経過をただ追うのみ、ということで実際に医学生が主体的に学ぶ機会が限られていることもしばしばあります。また、現在の医学生は普段の学校での試験や国家試験対策の勉強に時間を取られ、「医学」を学ぶことは出来ても、「医療」については深く学ぶということまで及ばないまま、卒業し、医者になっていくという場合も多いかと思います。そうした現状に変化をもたらし、「医療」への熱い志を伸ばして頂くために、全国からスーパードクターをお呼びして、普段出会わない、ましてや一緒に勉強する機会なんてなかったであろう全国の医学生と一緒に学ぶ場として「大阪どまんなか」の開催を続けております。

実際に何をするの?

講義内容は予め学生の希望を伝えた上、基本的に先生方に一任しています。大体1ターム当たり2時間ほどと十分に時間を取ってあるため、講義、ケースカンファレンス、グループワーク、身体診察の実技など、多種多様です。ただ、どの先生の講義でも共通していることは、決して医学知識のみを蓄えていくだけでなく、現場の第一線でご活躍されている先生方からの熱いメッセージを受け取れて、かつ医学生同士の交流が行われるようになっております。

医学生は何を得るの?

日頃の実習、国家試験対策では得られないような、かつ日常生活、将来仕事をし始めたときに活かせるような知識を学べることは勿論、代表として強調したいメリットはこれから歩んでいく医療人としての人生の目標となるようなロールモデルの先生に出会うことができることだと思います。テレビや本でしかなかなかお目にかかれない先生にも、実際に会うことで気づくもの、感じるものはきっとあるかと思います。目標、生き方、目指すものが違えば、必要としているものが違うのも当たり前、是非どまんなかで自分の琴線に触れる先生に会いに来てください。そして、医療は決して一人で立ち向かうものではありません。目標の先生は勿論、一緒に協力し合える「同志」との出会いも是非果たしてください。

今後のセミナー予定

3月もすでに半ばを過ぎ、新たな環境・生活に不安を抱きながらも胸が高まりつつある方も多くいらっしゃるかと思います。
そして、大阪どまんなかも新たなステージに突入します!
本年度も初回は6月に行います!普段の授業や実習ではなかなか会えないスーパードクター達のレクチャーを、全国からの熱い医学生と共に学んでみませんか?
勉強会なるものにハードルを感じている方もご安心ください。毎回、どまんなかが初めて・2回目という方が多数いらっしゃいます!そして、どまんなか講師陣のレクチャーは単なる「聞くだけの授業」ではありません。
是非、実際にお越し頂き、「体験」してみてください。
申込開始予定は4月24日です。まずは6/24の予定を空けておいてください!
(情報は随時更新していきます。)

【日時】
日時:2017年6月24日(土)
(途中入室退室可)
9:30〜9:50 受付時間
9:50〜10:00 開会挨拶
10:00〜12:00 岩田健太郎 先生
(この後集合写真を撮ります)
12:00〜13:00 お昼休み
13:00〜15:00 池田裕美枝 先生
15:15〜17:15 西澤徹 先生
17:30〜19:30 金澤健司 先生
19:30〜20:00 閉会挨拶・次回予告

【会場】
グランフロント大阪タワーB カンファレンスルームB05~07
(http://www.kc-space.jp/accessmap/conference/)

【対象】
医学生全学年、医師

【費用】
無料

【どまんなか講師】(講演順序は後日公表致します。)
岩田健太郎
(神戸大学医学部附属病院 感染症内科 教授)
池田裕美枝
(京都大学医学部附属病院 産科婦人科ヘルスケア研究室)
金澤健司
(加古川中央市民病院 総合内科 主任科部長)
西澤徹
(関西医科大学総合医療センター 呼吸器膠原病内科 助教)

【企画】
代表:大阪大学 清田敦子
副代表:滋賀医科大学 山本晴香
協力:全国の大阪どまんなか中枢学生

【全面支援】
大阪どまんなかALLJAPAN各大学代表

【主催】
大阪大学 未来医療研究人材養成拠点形成事業